クラッチオーバーホール
CBX750FのクラッチO/H
クラッチはエンジンからの回転エネルギーをトランスミッションに伝えて車輪を回転させる繋ぎ役です。大きく分けるとその方式は乾式と湿式になり、乾式は四輪のマニュアルミッション車に使われています。構造が単純で保守性が高く、クラッチの切れは良いのですが一般的にクラッチ板が単板で大きいため装置部に広いスペースを必要とします。
(一部のスポーツ車や改造車には、より強力なパワーを伝達するツインプレートやトリプルプレートといった多板クラッチもあります。)
一方、CBX750Fにも用いられている湿式はエンジンオイルによりディスク板を潤滑するもので、耐摩耗性や冷却性に優れ、複数のフリクションディスクとプレートを交互に重ねることで、小型化を図りながらも接触面積を増やすことが出来、スペースに制約のあるバイクには適しています。
(クラッチを切ったときにカラカラと独特な音がするドゥカティなど乾式多板クラッチを採用している車種もあります。以前乗ってましたドゥカティは、オイルによる微妙なスリップがなくダイレクトな繋がり感こそありますが、耐久性に問題があり渋滞につかまると温度が上昇し、クラッチを繋ぐときにディスク板がギクシャク踊るクラッチジャダー出まくりでした。)
では、早速作業に取り掛かります。
アルミケースなのでプラスチックハンマーで徐々に開きます。
後からオイル漏れしないように、この作業は真面目に行います。
進化したのでしょうか、新しいものはピッチが細かいです。
そのほうが早くディスクが馴染みます。
軽くテストラン
クラッチの繋がり・切れ共にGood!!
作業自体はガスケットはがしを含めて40分位
ワッシャーの組み付け順序さえ間違わなければ簡単です。
むしろ配線やバキュームなどの取り回しがある四輪車の方が面倒です。
by cbx750fe
| 2009-08-11 20:30
| maintenance
闇練中
by CBX750FE
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